戸惑い!来談者中心カウンセリングとの出逢い
私が初めて来談者中心カウンセリングと出会ったのは、宮城まり子さんの「キャリアカウンセリング」を読んだ時です。
書籍の中で面談手法として紹介されていた「来談者中心」の考え方ですが、「習得すれば面談がうまくなる何かの方法」を探していた当時の私は「これだ!」と雷に打たれたように感じ、関連書籍を読み漁りました。
「自己一致」という来談者中心カウンセリングの壁
カール・ロジャースが提唱した来談者中心カウンセリングは、カウンセリングを学ぶものなら誰しもが触れる技法のひとつで、その考え方は3つの核(中核3条件)から構成されます。
中核3条件の中の、
- 無条件の肯定的関心
- 共感的理解
までは理解できるのですが、
- 自己一致(純粋性)
の話になったとたん、学習初期は頭と心が全くついてきませんでした。ですが、カール・ロジャーズに関連する書籍を読み込み、日々求職者と向き合う中で私なりの「来談者中心」を身につけることが出来たように思います。
振り返ってみると、来談者中心カウンセリング(パーソン・センタード・アプローチ)の習得は、転職エージェント時代の求職者対応を劇的に変えた技法であり、考え方でした。
個人的には、転職エージェント(人材紹介会社)で働いている方にイチオシの技法になっておりますので、もしご興味ある方は下記の記事も是非読んでみてください。
正しいカウンセリング技法を身につけるには
もしこの記事を読んでいるアナタが、以下のような対人支援のお仕事をしているなら、カウンセリング技法を体系的に学ぶことがオススメです。
- 職業紹介や人材派遣会社に勤めている
- 相談員やケアマネージャーのような支援職をしている
- 人事労務の仕事をしていた従業員の話を聞くことが多い
2016年に国家資格になった「キャリアコンサルタント」の資格は、カウンセリング理論を体系的に学べるだけでなく、労働市場やキャリア理論に関する知識を得ることが出来るため、対人支援のお仕事をしている方にはオススメです。
もし興味がある方は以下の記事をご参照ください。