人材不足が続く介護業界では、年々人材獲得競争が激化しています。人材採用・人材育成はもはや介護施設の運営を左右するほどの重要な要素です。
そんな介護業界の人材育成・採用には、キャリアコンサルタントを活用した「キャリアコンサルティング」が有効であると言えます。
介護業界の人材不足の仕組み
超高齢化社会の日本では介護業界の人材不足が深刻で、主に下記の二つが大きな問題となっています。
- 人材採用が困難
- 離職率が高い
この二つは別々の問題のように思えますが、実際は相互に作用しあっているものです。
- 人材採用が困難なので現場の人手が足りない
- 現場の人出が足りないので介護職が定着せずに辞めてしまう
- 人材が定着しないので育成が出来ず、未経験者を雇い入れる余裕がない
このように、人材採用が困難だからこそ、離職率は高くなる現象が続いています。また、離職率が高い介護施設では優秀な人材を採用することも極めて困難だと言えるでしょう。
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離職と育成に悩む介護施設はセルフ・キャリアドックを導入しよう!
人材不足に悩む介護施設では「セルフ・キャリアドック」を導入すべきだと私は考えています。
セルフ・キャリアドックとは、キャリアコンサルタントとの面談や研修を組み合わせて行う、総合的なキャリア形成を促進する仕組みのことです。
導入には入念な準備が必要ですが、成功すれば定着率向上やモチベ―ションUP等、人材活性化の効果を見込むことが期待できます。
自社の採用・育成に関わる方がキャリアコンサルタント資格を取得して兼務することも可能ですが、必要に応じて企業内キャリアコンサルティングを専門にしている企業やフリーランスに依頼することも可能です。
また、セルフ・キャリアドックほどの仕組みを作ることが困難でも、自社にキャリアコンサルタントを配置して定期的な従業員との面談を行うだけでも、ある程度の効果は見込めるはずです。
個人的なオススメはオンラインキャリア相談室を運営する「Kakedas」です。導入後はシステムを使用して従業員と直接面談日程調整が行われるので人事担当の方のリソースを使わずに済むうえ、企業としては面談結果の客観的フィードバックを受けることも可能です。
そのため、Kakedasを導入すれば従業員のモチベーション向上につながるだけではなく、組織全治の活性化を狙うことも可能です。
まとめ
人材不足の介護業界ですが、人材育成や採用の問題さえ解決すればライバル企業に大きなアドバンテージが持てる業界でもあります。
人材不足を解消する方法のひとつとして、キャリアコンサルタントの活用をご検討いただけると幸いです。
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