少子高齢化に伴う労働力不足に伴い、国内では年々外国人労働者のニーズが高まっており、彼らに日本語だけではなく文化や習慣を教える「日本語教師」という職業が注目を集めています。
言語だけではなく日本の習慣や考え方まで教える「日本語教師」は、国内だけではなく海外でもニーズの高い職業となっています。
本記事では日本語教師養成講座を運営する「KEC日本語学院」について、特徴や検定試験の合格実績について解説していきます。
KEC日本語学院とは
KEC日本語学院はケイ.イー.シー.株式会社が運営する「日本語教師のプロ専門学校」です。
その名の通り420時間の日本語教師養成講座や検定試験の対策講座等を運営しており、経験豊富な講師から学ぶ子音で実践的なスキルを身に付けることが可能なスクールです。
国内外を問わず多くの就職実績を持つ老舗スクールで、東京・関西地方各地に校舎を持っているので通学圏内の方は必見の日本語教師養成校となっています。
会社名 | ケイ.イー.シー.株式会社 |
設立年月日 | 1974年2月 |
代表取締役 | 木村 剛 |
本社所在地 | 〒573-0031 大阪府枚方市岡本町4番10号 |
日本語教師養成講座の校舎所在地 | 東京・大阪・京都・兵庫 |
校舎は関西と東京新宿
KEC日本語学院の日本語教師養成講座は対面授業にこだわりを持っており、そのため、受講する場合は校舎に通う必要があります。
KECは関西・東京に校舎を保有しており、以下の所在地を確認して通学圏内にお住まいの方は是非受講を検討するとよいでしょう。
校舎 | 住所 |
新宿校 | 東京都新宿区西新宿7丁目18-20 |
梅田本校 | 大阪府大阪市北区曽根崎新地2-6-12 |
なんば校 | 大阪市中央区難波2-1-2 |
枚方本校 | 大阪府枚方市岡本町4-10 |
京都校 | 京都府京都市中京区室町通御池下ル 円福寺町345番地 |
神戸校 | 兵庫県神戸市中央区三宮町2-11-1 |
KEC日本語学院の日本語教師養成講座の特徴
日本語学校で勤務する日本語教師になるためには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
日本語教師育成の老舗スクールである「KEC日本語学院」の420時間の養成講座では、世界各国で指導経験があるプロ講師が指導を行います。「養成講座修了」を目的とするのではなく、現場で活躍できるプロの育成に力を入れている点が特徴です。
そのため、日本語教師として就職したい人には特にオススメの講座となっています。
「即戦力の日本語教師の育成」を掲げるKEC日本語学院の日本語教師養成講座には、以下のような特徴があります。
KEC日本語学院の日本語教師養成講座(420時間コース)の特徴
- 1クラス12名の少人数制
- 50回を超える演習や実習体験
- 3年間は無料で再履修が可能
- 就職活動サポート制度
上記の特徴があるからこそ、KEC日本語学院は「即戦力の日本語教師の育成」を可能にしているスクールといえます。
1クラス12名の少人数制
KEC日本語学院の特徴のひとつが「少人数授業」で行われることです。
授業は基本的に12名の少人数制となっており、一人ひとりに演習等に参加する機会が多く、講師の的確な指導を受けることが可能となっています。
※「基礎理論」の授業は12~15名で実施
対面講座にこだわりのある「KEC日本語学院」ですが、授業に参加する人数を絞ることで、さらに講座内容の質を高めることに成功しているといえます。
50回を超える演習や実習体験
日本語教育の現場で使える実践力を養うためには多くの演習が必要となりますが、一般的な日本語教師養成講座では、受講生が参加できる演習や実習の数はそこまで多くありません。
KEC日本語学院では、模擬授業(演習・実習)を最低50回以上実施し、指導講師が受講生一人ひとりに合わせて授業案のアドバイス等を行っています。
何度も模擬授業を繰り返しフィードバックを繰り返すことで、現場で活躍できる「日本語指導力」を身に付けることが出来ます。
3年間は無料で再履修が可能
KEC日本語学院の日本語教師養成講座(420時間コース)は最短で半年で終了することが可能ですが、より知識とスキルを身に付けるために入学から3年間は無料で再履修が可能となっています。
そのため、仕事が多忙でなかなか授業に出れない方や、講座は修了したけど日本語教師への転職は数年先になる方、まだ現場にたつ自信がない方でも安心して受講することが出来ます。
この「3年間無料再履修システム」があるからこそ、これまでの経験や年齢を問わず、どんな人でも日本語教育の現場実践力を身に付けることが可能となっています。
就職活動サポート制度
これから日本語教師を目指す人は、養成講座の「就職サポート有無」について気になっている人も多いのではないでしょうか。
KEC日本語学院では、受講生・修了生は以下のような手厚い就職サポートを受けることが可能です。
KEC日本語学院の就職サポート制度
- 日本語教師として就職先の紹介や斡旋
- メールや教室掲示による日本語教師求人の発信
- KECの修了生が勤務する学校紹介(国内外実績多数)
- 独自の「就活マニュアル」完備
- 採用試験直前には個別チェック有り
- OBOG(修了生)の学校別採用試験受験情報の公開
- JICA説明会や体験セミナー、就職説明会等の開催
- 自身の働きたい国で活躍する修了生を紹介
KECでは国内外の日本語学校へ多くの修了生を輩出しており、これまで3,388名の就職実績があります(2006年から2022年12月までの実績)。
海外の日本語学校はもとより、国内の就職にも強く、関西圏の日本語学校の9割以上でKEC日本語学院の卒業生が活躍しています。
また、海外就職を希望している受講生に対しては、実際に現地(働きたい国)で働いている修了生とメールでつないでもらうことも可能です。そのため、現地のリアルな情報をキャッチしたうえで、就職先を検討していくことが出来ます。
就職率の実績が高いことがKECの魅力
先述したようにKEC日本語学院の就職実績は非常に強く、多くの卒業生が国内外の日本語学校で活躍しています。
また、就職率の実績も高く、教育訓練検索サイトで確認したところ「日本語教師養成講座420時間コースA」における就職率(修了後12カ月以内)は81.5%(令和3年度実績)と非常に高い数字となっていました。
このことから、KECの日本語教師養成講座は「現場で活躍する実践力」を身に付けられるだけではなく、就職にも強いスクールであることが分かります。
KECの日本語教師養成講座420時間コースの受講料
KEC日本語学院の日本語教師養成講座の受講料は、各コース以下の通りとなっています。
受講料(税込み) | 教育訓練の対象 | |
---|---|---|
420時間コース | 544,830円 | 対象 |
420時間+日本語教育能力検定試験対策コース(90時間) | 670,230円 | 対象 |
420時間+日本語教育能力検定試験対策コース(60時間) | 638,660円 | 対象 |
420時間+日本語教育能力検定試験対策コース(30時間) | 607,200円 | 対象 |
※上記とは別途「入学金20,000円」が必要
上記を見ると分かるように、希望者は420時間の日本語教師養成講座に加えて「検定対策講座」をセットで申し込むことが可能です。
日本語教師としてキャリアアップ・スキルアップに欠かせない「日本語教育能力検定試験」ですが、例年の合格率は約20~25%を推移しており、難易度の高い試験となっています。
KEC日本語学院の検定対策講座は毎年全国合格率の2倍~3倍の実績を出しており、資格取得を目指す方は必見の講座となっています。
日本語教師としてキャリアアップを目指したい人や、国内の日本語学校に就職するために「日本語教育能力検定試験合格」を目指したい人は、検定対策講座のセットを申し込むとよいでしょう。
教育訓練給付金の利用で受講料の20%が戻ってくる
KEC日本語学院の今回ご紹介した講座は、厚生労働省管轄の助成金「教育訓練給付金」の対象となっており、申請すれば学費(受講料に加え入学金も対象)の20%(上限10万円)の支給を受けることが出来ます。
教育訓練の支給を受けるためには各種手続きが必要となりますので、不明点がある方は「個別受講相談」等に参加して確認するとよいでしょう。
まずは無料個別受講相談参加がおすすめ
KECに日本語教師養成講座受講を検討している人や、不明点・不安点がある人は、まずは無料の「個別受講相談」に参加するとよいでしょう。
個別受講相談の中では、日本語教師になるための最短ルートや海外・国内の需要など、ここでしか聞けない有益な情報を確認することが出来ます。
リアルな情報を聞くことで日本語教師として働くイメージを作ることが出来るので、「何となく日本語教師に興味がある」という人も、是非参加してみましょう。
KEC日本語学院は実践力が身につくスクールとなっているので、関東・関西の通学圏内にお住いの方は、まずは受講相談を通して疑問点を解消していきましょう!
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KEC日本語学院の養成講座まとめ
KEC日本語学院は実践的な指導力を身に付けるための様々なサポートや、就職に関するフォロー制度が充実していることが特徴です。
そのため、「本気で日本語教師を目指したい」と考えている人から「何となく日本語教師に興味がある」という人まで、おすすめの養成講座スクールとなります。
対面講座にこだわりのあるスクールなので関東・関西以外の人は受講が困難(KEC校舎一覧はこちら)な点は残念ですが、通学圏内の人は受講を検討してみるとよいでしょう。
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