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心理カウンセラー資格にはどんなものがある?心理学を活用したおすすめ資格を一覧比較表で紹介

心理カウンセラーのおすすめ資格 心理カウンセラー

ストレスの多い現代社会では、仕事や家庭環境を通して精神的に辛くなってしまう方も多く、心の健康の在り方が見直されています。平成29年の精神疾患を有する国内の総患者数は419,3万人に上り、患者数は増加傾向にあります。

参照:厚生労働省「令和4年6月9日第13回 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会」

そんな中、心理カウンセラー・心理学関連資格の需要は年々高くなっており、国家資格・民間資格を合わせると膨大な種類の資格があります。

しかし、心理カウンセラーに関する資格は非常に多いがゆえに、「どんな資格を取得すればよいか分からない」という方も多いようです。

本記事ではおすすめの心理カウンセラー資格について、学ぶことのできる内容や難易度、活躍場所について解説していきます。

本記事で分かること
  • 取得すべき心理カウンセラー資格
  • 心理カウンセラー資格ごとの取得難易度
  • 各資格の活躍フィールド

社会人からカウンセラーを目指すならキャリアコンサルタント!

おすすめ心理カウンセラー資格の一覧比較表

前述したように心理カウンセラー関連の資格は多数ありますが、自分自身が「どういうスキルを身に着けたいか」「どんな職業に就きたいのか」によって取得を目指すべき資格は異なります。

そのため、まず最初に私がオススメする心理カウンセラー関連の資格について、一覧で比較可能なまとめ表を作成したのでご覧ください。

資格難易度資格の種類主な就職先
公認心理師難しい国家資格・病院の精神科
・スクールカウンセラー
・福祉施設
臨床心理士難しい民間資格・病院の精神科
・スクールカウンセラー
・福祉施設
精神保健福祉士難しい国家資格・精神科病院
・障害者福祉施設
・福祉行政機関
産業カウンセラー標準的民間資格
(2001年まで公的資格)
・企業内カウンセラー
メンタルヘルス・マネジメント検定簡単公的資格・企業の管理職
・人事部門
NLPプラクティショナー簡単民間資格各ビジネスシーン
キャリアコンサルタント標準的国家資格・学内キャリアセンター
・人事部門
・人材紹介会社
・ハローワーク
・ジョブカフェ
その他心理系資格簡単民間資格日常~ビジネス
心理カウンセラー資格の一覧比較表

資格取得の難易度については詳細を後述しますが、「公認心理師」「臨床心理士」「精神保健福祉士」は受験資格に「大学で必要科目の修了」や「福祉系大学の卒業」などがあるため、社会人から目指すのは難しい資格となっています。

そのため、社会人・会社員に最もおすすめな資格は「NLPプラクティショナー」「キャリアコンサルタント」「メンタルヘルス・マネジメント検定」です。

>おすすめ心理カウンセラー講座の一覧比較記事はこちら

専門性が高い資格は取得難易度が高い

これを見ると分かるように、病院や行政機関、福祉施設などで活躍するカウンセラーに必要な公認心理師や臨床心理士、精神保健福祉士の資格は取得難易度が高いことが分かります(各資格の取得方法は後述します)。

それに対し、産業カウンセラーやキャリアコンサルタント等の資格は社会人でも比較的目指しやすい難易度です。

特に「キャリアコンサルタント」の資格は2016年に国家資格化されて以来、様々なフィールルドで活躍が期待されている資格で、人気の資格となっています。

病院や福祉施設でカウンセリングしたい人向け資格

病院や行政機関、福祉施設でカウンセリングの仕事をしたいと考えている場合は、以下の資格取得を目指す必要があります。

どちらの資格も精神科病院等でカウンセラーとして働く際に求められる資格ですが、どちらかの資格でないとできない業務である「独占業務」は現状ではありません。

これから目指すなら公認心理師の資格取得がおすすめ!

どちらの資格を目指しても問題ありませんが、これから資格取得をする方は公認心理師を目指すのがおすすめです。

公認心理師は2017年に公認心理師法によって国家資格に定められ、今後は公認心理師でないとできない業務等が生まれる可能性もあるためです。

ただし、公認心理士となるためには大学や大学院で必要な科目を修了する必要があるため、社会人から目指すのは非常に難しい資格であることは理解しておく必要があります。

参照:厚生労働省「公認心理師」

キャリア支援や労働現場で活かしたい人向け資格

心理学的知識やカウンセリング技法用いて「産業分野」で活躍したいと考えている人には以下の資格がおすすめです。

上記二つの資格はともに産業分野で活躍する資格となっており、特にキャリアコンサルタントは2016年の国家資格となって以来、人気の資格となっています。

キャリアコンサルタント資格とは?

キャリアコンサルタントは2016年に職業能力開発促進法によって国家資格となった資格で、主にキャリア支援の分野で活躍が期待されています。

幅広い分野での活躍が期待されていますが、「こころの病の相談」はキャリアコンサルタントの主業務ではないため、病院やクリニックでの求人はほとんどありません。

本記事で紹介している国家資格の中では最も資格取得がしやすく、大半の受験生は働きながらスクール(養成講座)に通って国家試験に臨みます。

「カウンセリングの技法を用いて働く人たちの支援をしたい!」と考えている人にはオススメの資格となっています。

日常のビジネスで活かしたい人向け資格

日常的なビジネスシーンやコミュニケーションの中で心理的手法を生かしたいと考えている方には、以下の資格がおすすめです。

この2つの資格は、他者とのコミュニケーションを通して仕事を行うすべての会社員におすすめの資格です。

中でもNLPプラクティショナーは知る人ぞ知るオススメ資格で、営業マンや管理職まで幅広く活用することが可能な知識とスキルを得ることが出来ます。

NLPとは
NLPは『Neuro Linguistic Programming(神経言語プログラミング)』の略で「脳と心の説明書」ともいわれる心理学。
世界のビジネスやトップスポーツなど、幅広い分野で活用されている最新の心理学。

公認心理師とは

公認心理師とは、「公認心理師法」の施行によって国家資格となった資格です。

公認心理師は幅広い分野(保健医療・福祉・教育・その他)において心理学に関する専門的知識で分析や助言、援助など行う者のことで、公認心理師法では以下のように定義されています。

(1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
(2)心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助
(3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助
(4)心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供

引用:厚生労働省「公認心理師とは」

公認心理師に独占業務はありませんが、「名称独占」の資格となるため国家資格保持者以外は「公認心理師」「心理師」という名称を使用することは出来ません。

公認心理師の活躍フィールド

公認心理師の主な就職場所としては主に保健医療・福祉・教育のいずれかの分野でカウンセラーとして勤務することが一般的です。

就職先の例としては以下の通りです。

公認心理師の就職先例

保健医療分野の就職先
精神科病院・診療内科クリニックのカウンセラー
福祉分野の就職先
放課後デイサービス・障がい者施設の支援員
教育分野の就職先
学校のスクールカウンセラー

上記の就職先はあくまで「一例」となります。公認心理師は心理学的知識を活かすあらゆるフィールドで活躍することが求められているため、時代とともに実際の就職先は変化していく可能性があります。

自分自身が「どんな人の支援をしたいか?」の視点で資格取得の必要性を検討するのがおすすめです。

公認心理士の資格取得難易度

公認心理師資格の取得難易度は、決して低くありません。過去5年間の公認心理師試験の合格率の推移は以下の通りです。

試験実施年20182019202020212022
受験者数(人)3502016949136292105533296
合格者数(人)27876786472821232916084
合格率(%)79.646.453.458.648.3
参照:一般財団法人日本心理研修センター「公認心理師試験」

これを見ると2019年以降の合格率は約45~60%程度を推移しているのが分かります。

数字だけを見るとそこまで難しく感じないかもしれませんが、公認心理師の試験は以下の受験資格を満たしたものだけが受験可能となっています。

  1. 大学および大学院で、心理学その他の公認心理師となるために必要な科目を修了した者、またはそれに準ずる者。
  2. 大学で心理学その他の公認心理師となるために必要な科目を修めて卒業した者、またはそれに準ずる者で、一定の施設において心理に関する支援の業務に従事した者。
  3. 上記2つに掲げる者と同等以上の知識・技能を有する者。

参照:※厚生労働省「公認心理師試験の受験を検討されている皆さまへ」

誰でも受験可能な試験と違い、公認心理師は上記の条件を満たさないと国家試験に挑戦することは出来ません。

つまり、心理学的知識やその他公認心理師になるために必要な学習をした受験生の半分しか合格しない試験といえます。

病院や福祉施設で働きたい人におすすめ

公認心理師の資格は「病院や福祉施設で働きたい!」と考えている方に特におすすめの資格です。

公認心理師の資格に独占業務はないので、法律上「公認心理師でないとでいない資格」はありません。

ですが、精神科病院のカウンセラー等の求人は「公認心理師」もしくは「臨床心理士」の資格を必須としていることが多く、病院で勤務するには実質必須の資格といっても過言ではありません。

そのため、病院やクリニックで勤務したいと考えている人には特におすすめの資格となっています。

>心理カウンセラー資格一覧比較表はコチラ

>おすすめ心理カウンセラー講座の一覧比較はこちら

臨床心理士とは

臨床心理士は日本臨床心理士認定協会が認定する民間資格で、「心の問題に取り組む心理専門職」と定義されています。

公認心理師の資格が出来るまでは「唯一の心理系資格」だったため、カウンセラーを目指す人は基本的に臨床心理士の取得を目指していました。

ですが、国家資格である公認心理師が出来た現在では、受験者数は年々低下傾向にあるようです。

臨床心理士の資格取得難易度

臨床心理士の資格取得難易度は、公認心理師よりやや易しいものの決して簡単な試験ではありません。

試験実施年2018201920202021
受験者数(人)2214213317891804
合格者数(人)1408133711481179
合格率(%)63.662.764.265.4
参照:公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会「<臨床心理士>資格取得者の推移」

上表は臨床心理士試験の合格率の推移です。これを見ると合格率は約60~65%であることが分かります。

公認心理師と比較すると歴史がある資格のため合格率が安定(難易度が安定)している点は挑戦しやすい資格といえますが、厳しい受験資格を考えると難しい試験と言わざるを得ません。

就職先はほぼ公認心理師と同じ

臨床心理士の就職先として代表的なものは、実は公認心理師の就職先とそこまで変わりがありません。

なぜなら、臨床心理士も公認心理師と同様に独占業務が無く、カウンセラーとしての業務がそこまで住み分けられていないのが現状のようです。

そのため、病院や福祉施設のカウンセラー求人を見ると「公認心理師もしくは臨床心理士資格必須」と記載されることが多くなっています。

ですが、臨床心理士はあくまで民間資格のため、今後は国家資格である公認心理師ならではの求人が覆うなってくる可能性があります。

そのため、これから資格取得を考える方は、まずは公認心理師資格の取得を行うつもりで検討するのがオススメです。

>心理カウンセラー資格一覧比較表はコチラ

精神保健福祉士とは

精神保健福祉士は心の健康に関する専門家で、「精神保健福祉法」に基づく名称独占の国家資格となっています。

心理学や精神医学の専門的知識を用いて、精神障害を持っている方やメンタルヘルスの問題を抱える方、さらにはその家族の支援も行うことが役割として求められています。

参照:厚生労働省「精神保健福祉士について」

精神保健福祉士の資格取得難易度

精神保健福祉士の合格率は約60%~66%程度を推移しています。

区分第20回第21回第22回第23回第24回
受験者数(人)6,9926,7796,6336,1656,502
合格者数(人)4,3994,2514,1193,9554,267
合格率(%) 62.962.762.164.265.6
参照:公益財団法人社会福祉振興・試験センター

精神保健福祉士の試験も「公認心理師」「臨床心理士」と同様に試験を受けるための条件(下図参照)があり、一定以上の知識や経験がある人のみが受験可能となっています。

引用:厚生労働省「精神保健福祉士 資格取得方法」

そのため、精神保健福祉士は合格率の数字以上に合格の難易度が高い国家資格といえます。

精神保健福祉士の活躍フィールド

精神保健福祉士の主な仕事は、精神障害やメンタルヘルスに問題のある方の生活を支えることです。

そのため、主な就職先は医療機関や福祉施設となります。

精神保健福祉士の就職先例

保健医療分野の就職先
・精神科病院で入退院の支援
・診療内科クリニックで回復に向けた各種支援
・その他:保健所等
福祉分野の就職先
精神保健福祉センターで相談の受付等

注意点として、精神保健福祉士は「ソーシャルワーカー」と呼ばれる支援職であり、公認心理師などのようなカウンセリング業務を行うことは基本的にありません。

同じ「心の専門家」であっても仕事内容は全く異なるので、自身の興味がある働き方を考えたうえで、取得するべき資格について検討していきましょう!

>心理カウンセラー資格一覧比較表はコチラ

メンタルヘルス・マネジメント検定とは

メンタルヘルス・マネジメント検定とは、「職場での心の健康管理」への取り組みを役割別に必要なメンタルヘルスケアに関する知識や考え方、対処方法を習得するための検定試験です。

国家資格ではないですが、大阪商工会議所が実施する公的資格となっています。

参照:メンタルヘルス・マネジメント検定試験

メンタルヘルス・マネジメント検定の資格取得難易度

メンタルヘルス・マネジメント検定はマスターコースであるⅠ種からセルフケアコースであるⅢ種まで役割に応じて試験があり、自身の目的に合わせた検定を受けることが出来ます。

それぞれ求められる知識の広さと深さが変わるため、合格率は以下の通りとなっています。

合格率
Ⅰ種(マスターコース)19.8%(第31回)
Ⅱ種(ラインケアコース)58.2%(第33回)
Ⅲ種 (セルフケアコース)69.4%(第33回)
参照:メンタルヘルス・マネジメント検定試験

上表を見れば分かるように、Ⅱ種・Ⅲ種検定はそこまで難しくありませんが、マスターコースであるⅠ種の試験は合格率が非常に低い試験となっています。

メンタルヘルスケアに興味がある人におすすめ

メンタルヘルス・マネジメント検定は「職場での心の健康管理」に興味がある人全員におすすめの資格です。

会社員として働く以上、ストレスから完全に逃れることは難しいですが、心の健康を保つにはどうすればよいか?を検定試験を通して学ぶことが出来るためです。

コースⅠ種(マスターコース)Ⅱ種(ラインケアコース)Ⅲ種(セルフケアコース)
対 象人事労務管理スタッフや経営幹部管理監督者
(管理職・役職者)
一般社員
目 的社内のメンタルヘルス対策の企画・推進主に部下のメンタルヘルス対策の推進従業員が自分自身のメンタルヘルス対策の推進
参照:メンタルヘルス・マネジメント検定試験

Ⅰ種~Ⅲ種までそれぞれ上表のように「推奨される検定対象者」「目的」が定められているので、参考にしたうえで検定への挑戦を検討しましょう!(受験資格は特に制限がないため、自由に受験が可能です)

>メンタルヘルス・マネジメント検定試験概要はコチラで確認

NLPプラクティショナーとは

NLPとは神経言語プログラミング(Neuro Linguistic Programming)の略称で、「脳と心の取説」とも言われています。

もともとは欧米を中心に心理療法の分野として用いられていましたが、その汎用性と効果の高さからビジネスやスポーツ、教育等、様々な場面で活用されている最新の心理学となっています。

NLPプラクティショナーはNLPの基礎を身に着けるための資格ですが、NLPの第一人者であるミルトン・エリクソンの手法を体系化した「ミルトンモデル」等を学べる非常に質の高い資格となっています。

NLPプラクティショナーの資格取得難易度

NLPプラクティショナー資格は対象の講座を受講・修了することで得られます。

認定試験等は無いため資格取得難易度は低めとなっており、普段仕事をしている会社員の方でも挑戦しやすい資格となっています。

NLPはこんな人におすすめ

NLPは非常に実践的な心理学のため、以下のように考えている方に特にオススメです。

  • 心理学を学んで身近な人の役に立ちたい
  • 日常のビジネスシーンで心理学のテクニックを活かしたい

NLPプラクティショナーの資格は民間資格のため「就職に直結する資格ではない」ですが、公私を問わず人間関係を円滑にするヒントを得られる知識とスキルが身につくため、あらゆる場面で活用することが出来ます。

>心理カウンセラー資格一覧比較表はコチラ

NLP資格を取るならヒューマンアカデミーがおすすめ

NLPプラクティショナーの資格を取れるスクールは多くないですが、私のオススメは「ヒューマンアカデミー」です。

ヒューマンアカデミーは社会人教育・資格取得スクールの老舗企業で、「米国NLP™協会」発行の資格を取得することが出来ます。

目的に合わせて様々なコースを選ぶことが出来るため、興味がある方は自分自身にピッタリのコースを確認するのがいいでしょう。

また、ヒューマンアカデミーではオンラインや電話でもOKの「無料説明会」を適宜開催しているため、「NLPや心理カウンセラーの資格に興味がある」「でもどの資格を選べばいいか分からない」という方は以下の公式サイトから説明会の予約を行うのがオススメとなっています。

>ヒューマンアカデミーHPはコチラ

まずはオンライン説明会予約・資料請求がおすすめ

キャリアコンサルタントとは

キャリアコンサルタントは2016年に国家資格化したキャリアの専門家といえる資格です。

キャリア理論への知識だけではなく、マイクロカウンセリング技法や来談者中心カウンセリング等のカウンセリング技法を用いて、職業選択やキャリア開発の支援を行います。

カウンセリング技法だけではなくキャリア理論や組織開発・能力開発について学ぶことが出来るため、大学のキャリアセンターや企業の人事部だけではなく、刑務所の就職支援スタッフ等の働き方があります。

キャリアコンサルタントの資格取得難易度

キャリアコンサルタントの資格取得難易度は標準的で、合格率は概ね50%~60%を推移しており、社会人の方でも目指しやすい資格となっています。

受験資格としては「キャリアコンサルタント養成講座の修了」が必要ですが、オンライン講座などもあるため仕事をしつつ無理せず通うことが可能です。

カウンセリングを通してキャリア支援をしたい人におすすめ

キャリアコンサルタントは「心の病」ではなく「キャリアへの課題」に対してキャリアコンサルティングと呼ばれるカウンセリングを通してアプローチします。

そのため、「キャリアに悩む人を支援したい」「カウンセリングを通してイキイキ働く人を増やしたい」と考えている方にはぴったりの資格となっています。

>心理カウンセラー資格一覧比較表はコチラ

キャリアコンサルタントの活躍フィールド

キャリアコンサルタントの活躍するフィールドは非常に広く、ハローワークなどの公的機関での職業相談員や企業の人事部、刑務所内のキャリアコンサルタントやフリーのオンラインカウンセラー等、多岐にわたります。

そのため、「自分自身が支援したい人はどういう人か?」を明確にしたうえで資格取得を目指すのがおすすめの手順となります。

産業カウンセラーとは

産業カウンセラーとは、主に企業内でカウンセリングを行うカウンセラーのことで、企業や個人のニーズに合わせた支援を行い、生産性の向上やビジネスの成長を促すのが役割となります。

企業内に常駐の産業カウンセラーとして雇用される場合も有りますが、「産業カウンセラー派遣」を行っている企業に勤めて複数のクライアント企業を担当するという働き方もあるようです。

>心理カウンセラー資格一覧比較表はコチラ

産業カウンセラーの資格取得難易度

産業カウンセラーの資格取得難易度はそこまで高くありません。

社会人・会社員の方であっても「産業カウンセラー養成講座」を修了することで受験資格を得ることが出来るうえ、2022年1月の試験では下記の通り61.2%の合格率となりました。

2021年度
(2022年1月試験)
受験者数(人)1,758
合格者数(人)1,076
合格率(%) 61.2
参照:一般財団法人 日本産業カウンセラー協会「試験合否結果について」

受験資格のハードルが比較的低く、合格率も60%以上となっているうえ、「科目合格」の制度もあるので学科試験・実技試験のどちらかのみ合格だった場合は、次回試験で科目免除を受けることが可能です。

そのため、産業カウンセラー資格は資格取得難易度が低く、社会人でも挑戦しやすい資格となっています。

社会人からカウンセラーを目指す人におすすめ

産業カウンセラーは「心理学関連の・学部出身ではないけどカウンセラーを目指したい!」という社会人の方にオススメの資格となっています。

公認心理師などの資格と違い、大学に通いなおす必要はなく「産業カウンセラー養成講座」を修了することで受験資格を得ることが出来るため、キャリアチェンジでカウンセラーを目指す方におすすめの資格です。

>心理カウンセラー資格一覧比較表はコチラ

産業カウンセラーの活躍フィールド

産業カウンセラーの就職先は主に企業内のカウンセリングルームや行政の「メンタルヘルス対策促進員」等ですが、その求人数は決して多くありません。

そのため、「産業カウンセラーの資格を持っていれば必ずカウンセラーとしての仕事に就ける」というわけではないことに注意が必要です。

ただし、産業カウンセラー養成講座で身に着けるメンタルヘルスへの知識や傾聴の技術は一般のビジネスシーンでも十分に活用可能ですので、会社員として働きつつカウンセラー求人が出るのを待つ、というのも選択肢として可能です。

>日本産業カウンセラー協会の養成講座はコチラ!

その他心理系資格

今回ご紹介させていただいた資格以外にも、民間資格の心理カウンセラー関連の資格は多数あります。

病院等の求人では「公認心理師」等の資格を求められることが多いですが、「カウンセリング」そのものは独占業務ではないため、様々な資格が乱立しており、様々なスクールが講座を開講しています。

今回は、その中でも質の高いおすすめの通信講座をご紹介します。

>心理カウンセラー資格一覧比較表はコチラ

心理カウンセリングおすすめ通信講座

下記は資格スクールの大手である「ヒューマンアカデミー」が運営する心理カウンセリングに関する通信講座です。

今回はその中でも初心者向けの講座をご紹介させていただきます。

講座名称取得目標の資格受講料講座詳細
メンタルケアカウンセラー®講座・メンタルケアカウンセラー®
・文科省後援こころ検定®3級/4級
39,000円詳細
メンタルケア心理士®講座・文科省後援こころ検定®2級
  (メンタルケア心理士®)
49,000円詳細

メンタルケア心理士®総合講座
・文科省後援こころ検定®2級
  (メンタルケア心理士®)
・文科省後援こころ検定®1級
  (メンタルケア心理専門士®)
124,000円詳細
カウンセリング実技実践プログラム特に無し
カウンセリング技法の習得が目的
47,000円詳細
NLPファンダメンタル通信コースLC(ライフチェンジ)プラクティショナー162,000円詳細
※受講料の表記はすべて税込みを記載

「カウンセリングってどんなものかな?」という方はメンタルケアカウンセラー®講座、「しっかりと心理学とカウンセリングを学びたい」という方はメンタルケア心理士®総合講座の受講がおすすめです。

上記はあくまで通信講座の一例となっているので、興味がある方は下記のヒューマンアカデミーの公式サイトより講座ラインナップをご確認ください。

>ヒューマンアカデミーHPはコチラ

まずはオンライン説明会予約・資料請求がおすすめ

心理カウンセラーのおすすめ資格まとめ

本記事ではおすすめの心理カウンセラー資格についてご紹介をさせていただきました。

病院や福祉施設で勤務する場合は公認心理師、キャリア分野で活躍するカウンセラーになりたい場合はキャリアコンサルタントがおすすめです。

>心理カウンセラー資格一覧比較表はコチラ

また、「興味があるけど、そこまで学習時間が取れない」という方は、まずは通信講座で心理カウンセラーについて学んでみるのもいいかもしれません。

自身のやりたいことや支援したい人に合わせて、どんな資格や講座を取るべきか考えていきましょう!

>おすすめ心理カウンセラー講座の一覧比較はこちら

この記事の筆者
キャリアコンサルタント
パオ助

介護業界専門の転職エージェントで両面型担当者として勤務後、今はマーケティングとキャリアコンサルタントを両立中。
キャリアコンサルタントとして、人材業界や介護業界についての情報を発信中!転職エージェントや人材派遣会社で勤めている方々全員に「キャリアコンサルタント」の資格を取得してもらうのが夢。
資格取得の難易度や、おすすめのキャリアコンサルタント養成講座の情報等を発信していきます!
Twitterでは緩めの発信をしているので、よければフォローしてください。
 
【保持資格】
・独学で国家資格キャリアコンサルタント1発合格!
・2級キャリアコンサルティング技能士も独学で合格。
・その他保持資格:衛生管理者、個人情報保護士
 
【好きなカウンセリング技法】
・来談者中心カウンセリング
(パーソンセンタード・アプローチ)
 
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